こんにちは、かざぐるま鶴見の濱野です。

今回の写真は、作業療法士の渋谷さんです。
北海道から、はるばるかざぐるま鶴見がある神奈川県横浜市の方まで上京してきてくれました!
パワフルな行動力と他人を巻き込む力がある渋谷さんから良い影響をもらっています(^^)
さて、現在日本で問題、課題になっているのが2030年には約3人に一人が高齢者になると予測がされています。今後さらに在宅医療の発展を期待されている中、遠隔医療(テレヘルス)の普及が注目されています。遠隔医療とは、特に新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけに急速に進展しました。具体的な要点を挙げると次の通りです。
遠隔医療の利点
- アクセスの向上:地理的に離れた場所に住んでいる患者や、移動が困難な患者が医療を受けやすくなります。特に地方や過疎地に住む人々にとって、専門医の診察が身近になります。
- 時間の節約: 患者と医師の双方にとって、移動時間や待ち時間が大幅に削減されるため、効率的です。
- 感染リスクの低減: 特にパンデミック時には、患者が医療施設を訪れることによる感染リスクを避けることができます。
遠隔医療の技術と方法
- ビデオ通話: 患者と医師がビデオ通話を通じて診察を行います。これには、診療のための専用アプリやプラットフォームが使用されます
- リモートモニタリング: 患者の健康データ(心拍数、血圧、血糖値など)をリモートでモニタリングし、異常があればすぐに医師が対応します。ウェアラブルデバイスや家庭用医療機器がこれを支援します。
- 電子カルテの共有: 患者の電子カルテをオンラインで共有することで、複数の医師が同時に患者の情報にアクセスし、統合的な診療が可能になります。
訪問看護への影響
- ハイブリッドモデルの採用: 訪問看護師は、遠隔医療を組み合わせたハイブリッドモデルを採用し、患者の状態を遠隔でモニタリングしつつ、必要な場合には訪問するという方式を取っています。
- 教育とトレーニング: 訪問看護師は、新しい技術やシステムを習得するためのトレーニングを受ける必要があります。これには、リモートモニタリング機器の使用方法やデータ解析の技術が含まれます。
- ケアの質の向上: 遠隔医療の導入により、より多くのデータをリアルタイムで収集できるため、患者のケアの質が向上します。これにより、緊急時の対応が迅速化され、患者の状態の悪化を未然に防ぐことが可能です。
課題と今後の展望
- 技術的な課題: 安定したインターネット接続が必要であり、特に高齢者やデジタルリテラシーの低い人々にとっては技術のハードルが高いことがあります。
- プライバシーとセキュリティ: 患者のデータを安全に扱うためのプライバシー保護とセキュリティ対策が必要です。
- 法的および規制上の問題: 遠隔医療の普及に伴い、法的な枠組みや保険制度の整備が求められています。
遠隔医療の普及は、訪問看護の現場にも大きな変化をもたらし、これからも進化し続けることが期待されます。
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