かざぐるま鶴見のミツです。
厚生労働省のデータによると、肺炎全体の死亡者数の約8割を高齢者で、70歳以上の高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥性肺炎と言われています。
嚥下機能や咳反射の低下が原因で起こります。咽ることは間違って気管に入った食べ物・飲み物や唾液を外に出そうとする生体の防御反応です。
咽せた時にしてはいけないことを以下に挙げます。
水を飲ませない
咽た時に水や食べ物を無理に飲み込ませると、異物がさらに奥に入り、呼吸困難を引き起こす可能性があります。もどかしいですが、咳き込んでいるのを見守りましょう。前記しましたが、咽こむことは悪いことではないです。
背中を叩かない
軽度の咽の場合、無理に背中を強く叩くと、異物が気管にさらに入り込む可能性があります。必要以上に強く叩くことは避けましょう。心配で思わず叩きたくなってしまうものですよね。
姿勢を起こしたままにする
上体を起こしたままにすると、異物がより深く入るリスクが高まります。咽た人は前かがみの姿勢にさせ、自然に咳を促すようにしましょう。
慌てて騒がない
周りの人が慌てると、咽た本人もパニックになりやすいので、冷静に対応し、適切な方法を取ることが大切です。上記した通り、前かがみになって頭を下げる姿勢を取るようアドバイスしたり介助したり、しっかり咳をするよう声をかけましょう。
咽ることなく、いつの間にか誤嚥してしまっている「不顕性誤嚥」というものもあります。これは若者でも睡眠時に唾液で起こしていることがあります。
高齢者においては、微熱が続く、食後に痰が絡んだような声になる、一度では飲み込めない、などの状態が見られたら耳鼻咽喉科の医師などの専門家に相談してみてください。
訪問看護では嚥下機能の維持・向上の訓練なども行なっています。
かざぐるまグループの訪問看護師求人情報
横浜の訪問看護師求人はこちら
かざぐるま鶴見Instagramはこちら
かざぐるま鶴見TikTokはこちら
過去の投稿一覧はこちら