介護の仕事において、専門的な技術や知識はもちろん重要ですが、それ以上に「心」のあり方が利用者様の生活の質を大きく左右します。かざぐるまグループは、2030年ビジョン「世界中のハッピーシニアライフを実現するリーディングカンパニーになる！」の実現に向けて、技術力だけでなくマインドセットを重視した人材育成に取り組んでいます。なぜマインドセットが介護士にとって重要なのか。それは、利用者様一人ひとりの心に寄り添い、真の信頼関係を築くための土台となるからです。本記事では、かざぐるまグループが大切にする5つの基本マインドセットと、それぞれの実践方法について詳しくご紹介します。
なぜ介護士にマインドセットが必要なのか
介護現場で直面する3つの課題
介護の現場では日々様々な課題に直面します。まず最も重要なのが「利用者様との信頼関係構築」です。認知症の方や身体的な不自由を抱える方々と深い信頼関係を築くには、単なる介護技術以上のものが求められます。次に「チームワークの重要性」があります。介護は決して一人で完結する仕事ではなく、看護師、ケアマネジャー、同僚の介護士など、多職種との連携が不可欠です。そして「日々の変化への対応」も大きな課題です。利用者様の体調や気持ちは日々変化し、その都度柔軟な対応が求められます。
技術力＋マインドセット＝質の高い介護
専門知識や介護技術は介護士としての基本であり、安全で適切なケアを提供するために欠かせません。しかし、技術だけでは利用者様の心に寄り添うことはできません。マインドセットが介護の質を左右する理由は、それが利用者様との関わり方、問題への向き合い方、チームでの働き方すべてに影響を与えるからです。かざぐるまグループが考える「理想の介護士像」とは、確かな技術力を持ちながら、相手の立場に立って考え、前向きな姿勢で挑戦し続け、感謝の気持ちを忘れない人材です。
かざぐるまグループが重視する5つの基本マインドセット
①明るく素直 〜プラス発想で行動する〜
なぜ重要か：明るく素直な姿勢は、利用者様の心に寄り添うための第一歩です。介護を受ける方々は様々な不安や悩みを抱えており、介護士の明るい笑顔や前向きな言葉が心の支えとなります。
実践例：困難な状況でも「大丈夫ですよ」と前向きな声かけをすることで、利用者様に安心感を与えます。新しい介護方法が導入された際も「まずはやってみよう」と柔軟に対応し、失敗しても「次はこうしてみましょう」と成長の機会として捉えます。
身につけるヒント：毎日寝る前に「今日の良かったこと」を3つ書き出す感謝日記をつけることで、自然とプラス思考が身につきます。また、「でも」「だって」といったネガティブな言葉を「だからこそ」「それなら」といったポジティブな言葉に置き換える習慣をつけることも効果的です。日々の小さな成功体験を積み重ね、自信を持って前向きに行動できる自分を育てていきましょう。
②性善説 〜人の良い面を信じる〜
なぜ重要か：性善説の考え方は、利用者様や同僚との信頼関係を築く基盤となります。相手の行動の背景にある良い意図を信じることで、より深い理解と共感が生まれます。
実践例：認知症の方が同じことを何度も繰り返す行動も、不安を和らげようとする自然な反応として理解します。チームメンバーのミスも悪意ではなく、より良いケアを目指す中での試行錯誤と捉えます。家族様からの要望も、大切な人を思う気持ちの表れとして建設的に受け止めます。
身につけるヒント：相手の立場で考える習慣を身につけることが大切です。「もし自分がこの立場だったら」と想像し、相手の行動の理由を肯定的に解釈する練習をしましょう。日々の申し送りやカンファレンスでも、批判的な視点ではなく「どうすればもっと良くなるか」という建設的な視点で議論に参加することで、自然と性善説の思考が身につきます。
③相手視点 〜利用者様の立場に立つ〜
なぜ重要か：真の「寄り添い」を実現するためには、自分本位ではなく相手の立場に立って考え、行動することが不可欠です。これこそがかざぐるまグループの理念である「寄り添い」の本質です。
実践例：食事介助では利用者様のペースに完全に合わせ、急かすことなく楽しい食事時間を提供します。入浴介助でも、その方の好みの温度や洗い方を把握し、個別のニーズに細やかに配慮します。家族様の面会時には、普段の様子を丁寧に伝え、家族の気持ちを理解した温かい対応を心がけます。
身につけるヒント：観察力を磨くことから始めましょう。利用者様の表情、しぐさ、声のトーンから気持ちを読み取る練習をします。傾聴スキルを向上させるため、相手の話を最後まで聞き、「つまり〜ということですね」と要約して確認する習慣をつけます。日々の記録にも、単なる事実だけでなく利用者様の気持ちや反応を詳しく記載することで、相手視点の理解が深まります。
④自責思考 〜自分から変わる勇気〜
なぜ重要か：プロフェッショナルとしての成長には、自責思考が欠かせません。環境や他者のせいにするのではなく、自分にできることを考え、主体的に行動することで、介護士としての専門性が向上します。
実践例：利用者様とのコミュニケーションがうまくいかない時、「認知症だから仕方ない」ではなく「自分の伝え方を工夫してみよう」と考えます。業務が忙しい時も「人手不足だから」と諦めず、効率的な動線や時間配分を自ら提案します。ミスが起きた際は言い訳せず、再発防止策を自分事として考え、チームに共有します。
身につけるヒント：毎日の振り返りを習慣化しましょう。「今日の自分の行動で改善できる点は何か」を3つ書き出し、翌日の目標を設定します。改善ノートを作成し、気づいたことや学んだことを記録することで、自己成長の軌跡が見えるようになります。また、問題に直面した際は「自分にできることは何か」を最初に考える癖をつけることが大切です。
⑤感謝 〜チーム全体の成果を喜ぶ〜
なぜ重要か：感謝の気持ちは、働きがいのある職場づくりの基礎となります。個人の成功ではなく、チーム全体の成果を喜ぶことで、より良いチームワークが生まれ、結果として利用者様へのサービス向上につながります。
実践例：夜勤明けの同僚に「お疲れ様でした。おかげで利用者様も安心して過ごせました」と感謝を伝えます。利用者様には「今日も元気な姿を見せてくださってありがとうございます」と日常の中で感謝を表現します。チームで難しいケースを乗り越えた時は、みんなの頑張りを称え合い、成功を共に喜びます。
身につけるヒント：一日3回「ありがとう」を言うことを目標にしましょう。些細なことでも感謝の気持ちを言葉にする習慣が大切です。申し送りノートに「今日の感謝」欄を作り、チームメンバーへの感謝を記録することも効果的です。自分の仕事がチーム全体にどう貢献しているかを意識し、他のメンバーの貢献も積極的に認めることで、感謝の文化が職場に根付いていきます。
かざぐるまグループの教育・成長支援体制
入社後の教育プログラム
かざぐるまグループでは、入社直後から充実した教育プログラムを用意しています。オリエンテーションでは、5つの基本マインドセットについて具体的な事例を交えながら学ぶ研修を実施。理念やコアバリューの理解を深め、かざぐるまの一員としての心構えを養います。先輩職員によるメンター制度では、経験豊富な先輩が一対一で新人をサポート。日々の業務の中で生じる疑問や不安に丁寧に対応し、実践的なアドバイスを提供します。定期的な振り返り面談では、成長の確認と今後の目標設定を行い、一人ひとりのペースに合わせた成長を支援します。
継続的な成長機会
入社後も継続的な成長機会を豊富に用意しています。スキルアップ研修では、認知症ケア、医療的ケア、レクリエーション技術など、専門性を高める様々なプログラムを受講可能。リーダーシップ研修では、将来の管理職候補者向けにマネジメントスキルやコーチング技術を学ぶ機会を提供します。さらに、意欲ある方にはグループ内FC起業支援制度もあり、将来的に自分の施設を運営する道も開かれています。
チーム全体で支える環境
「かざぐるま」という名前には「みんなが主役」という想いが込められています。一人ひとりが風を受けて回る羽根のように、それぞれが重要な役割を持ち、互いに支え合いながら前進していく。これがかざぐるまの組織文化です。コアバリューである「信頼・寄り添い・イノベーション」を日々の業務で実践し、失敗を恐れずにチャレンジできる環境を整えています。新しいアイデアは歓迎され、建設的な議論を通じてより良いケアを追求。チーム全体で学び合い、成長し合える職場環境が、介護士としてのやりがいと成長を支えています。
あなたも一緒に成長しませんか？
かざぐるまグループは、明るく素直で、相手の立場に立って考え、自己成長に意欲的で、チームワークを大切にできる方を求めています。介護経験がない方でも、5つの基本マインドセットを身につける意欲があれば、充実した教育体制のもとで確実に成長できます。まずは施設見学や体験から始めてみませんか。実際の介護現場の雰囲気を感じ、先輩スタッフの働く姿を見ることで、自分の将来像が見えてくるはずです。お茶会では、カジュアルな雰囲気の中で仕事内容や職場環境について気軽に質問できます。2030年ビジョンの実現に向けて、一緒に成長し、世界中のシニアの幸せを支える仲間になりませんか。エントリーは公式サイトの応募フォームから簡単にできます。あなたからのご連絡を心よりお待ちしています。
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