【ベテラン看護師が解説!】訪問看護師の仕事の魅力とやりがい

訪問看護師の役割と重要性について

訪問看護師とは従来の看護師と違い、病院ではなく利用者様のご自宅や施設など生活の場に訪問して看護を行う看護師を指します。訪問看護ステーションから、各利用者様のもとへ派遣されるというケースが多いです。

訪問看護のサービスは病気や障害で看護師のサポートが必要とされる人であれば、老若男女問わず利用することができます。看護の内容も利用者様の病気や障害の状態によって異なり、必要があれば主治医の指示のもとで医療処置を行う場合もあります。病気や障害があっても、病院ではなく自宅で生活したいと望む人にとって、訪問看護師によるサポートは非常に心強いものとなります。

利用者様の生活に寄り添えること

病気や障害で身体が思ったように動かせなかったりする場合は、病院に入院したり施設に入所するなどして療養するというケースが多いです。

しかし近年では、自宅で療養をする在宅医療という選択肢を選ぶ人も増えています。在宅医療は自宅で療養をするだけでなく、最期の時を自宅で迎えるために行われることもあります。病院で行うような専門的なケアが必要な人の場合は、訪問看護師による訪問看護などを利用し、自宅でリラックスして療養することができるというわけです。病院に入院することで受けるストレスも、住み慣れた自宅での療養であれば皆無です。利用者様に安心して療養してもらう時間を作ることができるというのは訪問看護の仕事の大きなやりがいの一つといえます。

また、病院での看護の場合は、看護師は大勢の患者を複数名で看護することが多いですが、訪問看護の場合は限られた患者を長期間にわたって看護します。場合によっては週に何度も患者さんのもとに通うということもあるため、利用者様さんとの間には自然な絆が生まれます。

自律性が高く、やりがいを感じられる

需要が伸びている「在宅医療」の現場では、患者さんの自宅を訪問して看護サービスを行う訪問看護師が大活躍します。訪問看護師は、利用者様一人一人の症状や状況に合わせ、適切な看護を提供しなければなりません。病院勤務の看護師も、患者さん一人一人に合わせた看護を行いますが、病院の場合は設備などがしっかり整っているのに対し、訪問看護の場合は看護のための設備は十分に整っていないことがほとんどです。そのため、訪問看護師は常に利用者様の生活スタイルや価値観を考慮しながら、最善の看護を行なわなければなりません。

業務に対し、高い自律性が求められる場面もありますが、その分大きなやりがいも感じられるのが魅力でもあります。訪問看護師としてのキャリアを積むことで、看護師としての自信が高まるのはもちろんですが、人としても成長を感じることができます。

地域に根差した活動ができる

全国に広がっている在宅医療のサービスにおいて、看護を請け負う訪問看護師が所属する「訪問看護ステーション」の存在は重要です。地方ではまだまだ数が少ないところもありますが、人口の多い大都市圏では、各地域に訪問看護ステーションが点在するようになってきました。

病院に入院すると、患者さんの生活は必然的に病院の中だけに限られてしまいますが、訪問看護サービスを利用した場合には、患者さんの自宅だけでなく、地域の中でも生活が送れるようになります。患者さんが自宅や地域のなかで、病気と付き合いながら今まで通りの生活を送ることができるというのは訪問看護の大きな魅力と言えるでしょう。

訪問看護師は主治医と患者さんの間を取り持つだけでなく、地域包括ケアシステムの一員として、利用者様の生活を支えるための環境を自治体職員や介護従事者などと連携して行うことになります。高齢化が進む昨今の医療現場において、地域包括システムと連携をとりながらの訪問看護が利用者様の生活や生き方を守る上で重要な役割を果たしているのです。

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